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『ペンフォールドの歴史。グランジの誕生』
1844年、医師クリストファー・ペンフォールドはイギリスから 妻メアリーや幼い娘と南オーストラリア州に移住してきました。 ワインの持つ医学的効用を信じていた夫妻は、アデレード近郊に フランスのブドウ樹を植えワイナリーを創立。 それが現在豪州を代表するワインカンパニー ペンフォールド社のはじまりです。 豪州で消費されるワインの大半がポートワインタイプの甘口だったと言う背景もあり。
その傾向は1951年にペンフォールド社のフラッグシップ、グランジが誕生した時も続いて オーストラリアでは『野生の果物とつぶされた蟻(あり)のにおい』と酷評されました。 ボルドー地方の長熟タイプの赤ワインを目指して造られたのですが、
到底受け入れられなかったのでしょう。 その後、生産中止の危機もありましたが、10年たったグランジが熟成を重ね 洗練されたワインとなったその時、シドニーの品評会で金賞を得ました。 その後、ワインスペクテーターでの最優秀賞受賞もありシラーズと少量のカベルネ・ソーヴィニヨンから 造られるこのワインは、オーストラリアが世界に誇る銘酒となったのです。 『チーフワインメーカー
ピーター・ゲイゴ Peter Gago 』 オーストラリアワイン輸出事務局webより オーストラリアを代表するワイン会社、ペンフォールド社の ピーター・ゲイゴは現在45歳、2002年7月より同社の
品質最高責任者であるチーフワインメーカーを務める気鋭の
醸造家である。
彼が世醸造学博士号を習得し、ペンフォールド社に加わった
のは1989年。その後数々のワイン生産現場を経験し、
1993年に赤ワインの生産に携わることとなり、当時同社の
チーフワインメーカーであったジョン・デュヴァル氏と共に
『グランジ』を始めとした各種のワイン作りに携わることとなった。
2002年にペンフォールド社のチーフワインメーカーとなり、 その後もペンフォールドワインスタイルの伝統を引継ぐとともに、
新しい分野の開拓にも意欲的に取り組んでいる。
『ペンフォールドのワインは赤も白も毎年一定したスタイルに
作られる』
ピーターは言う。
『我々の葡萄畑はオーストラリアのプレミアム葡萄生産地各地に
点在しており、これがヴィンテージによって起こる変化の度合いを
軽減することを可能にしている。
私はペンフォールドワインの品質とスタイルを守り、そして新しい
ワインのスタイルを開発してきたんだ。すごくエキサイティングな
仕事だよ』
ピーターは単にペンフォールドのワイン作りの伝統を守るだけでなく、
世界各地を巡って多くのワインを試飲し、議論を重ねることにより、
視野を広げ、新しいワイン作りへのチャレンジを続けている。
『グランジ』の開発者であるマックス・シューバート、ドン・ディッター
そしてジョン・デュヴァルに次ぐペンフォールド社のチーフワインメーカー
として、ピーター・ゲイゴはグランジの系譜―伝統と挑戦―を引継ぐ
醸造家である。 |
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