シャトー・レオヴィル=ラス=カーズ
(LEOVILE-LAS-CASES)
| 格付け |
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二級(1855年) |
| 生産者/ワイナリー |
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SCデュ・シャトー・レオヴィル=ラス=カーズ(ドゥロン家) |
| ぶどう品種 |
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カベルネ・ソーヴィニヨン:65%、メルロ:19%、カベルネ・フラン:13%、プティベルド:3% (平均樹齢30年) |
| ワイン生産地区 |
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フランス、ブルゴーニュ |
| ワイン |
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シャトー・レオヴィル=ラス=カーズ、クロ・デュ・マルキ |
| 偉大なヴィンテージ |
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2003年、2002年、2001年、2000年、1998年、1996年、1995年、1990年、1986年、1982年 |
【醸造及び育成】
温度調節機能付きの木製、コンクリート製、およびステンレス製の発酵槽で、12?20日間の発酵とマセレーションを行ないます。ヴィンテージに応じて、新樽比率50?100%のオーク樽で、12?24カ月熟成します。清澄はしますが、濾過はしません。
【歴史】
◆レオヴィル3兄弟
ボルドーはサン・ジュリアン村に位置する3つのレオヴィル(ラス・カーズ、バルトン、ポワフェレ)は元々はひとつの大きなレオヴィルのシャトーの一部でした。
◆偉大なボルドー・ワイン
40ヘクタールを超える畑の主要部分は、ラトゥールに隣接しており、絵のように美しく、ワインのラベルにも描かれています。ボルドーでも最大級の規模のシャトーで、ワインの品質にかける入念で熱心な肩入れの点では、どこにもまけません。
◆ミシェル・ドゥロン
責任者は故ミシェル・ドゥロンでしたが、現在はむすこのジャン=ユベールが務めています。ミシェル=ドゥロンは人々に尊敬されると同時に軽蔑もされていました。彼を批判する人々は、その販売方法が策略的で、偉大なヴィンテージには出し惜しみをし、人為的に価格を釣り上げていたと主張しました。しかし、彼のワインの華麗な品質にけちをつけることは誰にもできないでしょう。
◆メドック全体の最上級ワイン
1986年のような方策のヴィンテージに収穫高の50%以上を、あるいは1990年のように67%という驚愕すべき量を格下げし、セカンドワインだけでなくサードワインをも導入し、空調のきいたワイン蔵に大理石の床をしいてしまう人物がほかにいるでしょうか?ミシェル・ドゥロンは、1980年代、1990年代のメドックで最も偉大なワインのひとつを造り続けました。
◆ライバルとの比較
サン=ジュリアンにおける主要なライバルであるデュクリュ=ボーカイユと比較すると、レオヴィル=ラス=カーズのワインは、色合いがわずかに暗く、よりタニックで、よりスケールが大きく、より凝縮感があり、いうまでもなく長期の貯蔵を念頭に置いてつくられています。
◆一級への昇格
伝統的なワインであり、適度な飲み頃になるまで10?15年待てるだけの忍耐力を持ち合わせた通向けのワインです。ボルドーの1855年の格付けが見直されるようなことがあれば、一級への昇格が熱心に支持されることでしょう。
ロバート・パーカー『世界の極上ワイン』より
ラスカーズその他のヴィンテージ
その他のオールド・ヴィンテージ
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このワインは輝かしく見せ続けているが、より有名で高価な1989年以上の成功作であるのは確実だ。色は暗い、、くすんだガーネット/紫色で、森の下生えの灌木、フルーツケーキ、西洋杉、ブラックチェリー、カラントの趣を見せる。口に含むといまだにほどほどのタンニンが感じられるが、果実未は甘く、広がりもあり、全体的な印象は非常に均整のとれた、ミディアムからフルボディの、やや古典的なメドックである。 予想される飲み頃:現在から2020年
レオヴィル=ラス・カーズは疑いもなく偉大な名前であり、偉大なボルドー・ワインのひとつである。
ラトゥールに隣接する40ha を超える主要なブドウ畑は、絵のように美しく、囲いがあって、このワインのラベルにも描かれている。
ここはボルドーでも最大級で、ワインの品質にかける入念さや熱心さでは、ここにひけをとらないシャトーはいくつかあるにしても、このシャトーを凌(しの)ぐものは皆無である。責任者は、父ポールの後を継いだミシェル・ドゥロン。近年は、彼の意気盛んな息子であるジャン=ユベールが重要な補佐役を務めている。
レオヴィル=ラス・カーズの成功の影には、誇り高く、毀誉褒貶(きよほうへん)のあるミシェル・ドゥロンの完璧主義的なワインづくりがある。彼を批判する人々は、そしてその数は多いのだが、彼が策略をもってワインを売ると主張する。その主張によれば、優れたヴィンテージの場合、意図的に価格を釣り上げるためにそれをけちけちと少量ずつ売る、というのである。しかし、彼のワインの、目を見張るほど優れた品質に疑問を呈する人間は一人もいない。
彼のワインは、サン=ジュリアンのみならず、メドック全体においても最も優れたワインをつくろうという狂気じみた執念の産物なのである!
1986年のような豊作のヴィンテージに収穫高の50%以上を、あるいは1990年のように67%という驚愕すべき量を落とすようなことをする人物が、ほかにいるだろうか?
セカンド・ワインだけでなくサード・ワインをも創案する人物が彼以外にいるだろうか? 空調のきいたワイン蔵(シェ)に気前よく大理石の床を敷く人物が、ほかにいるだろうか?
彼の好き嫌いはともかく、補佐役に有能なミシェル・ロラン(リブルヌの醸造学者ではない)やジャック・デポワジエールを従えたミシェル・ドゥロンは、メドックにおける最も偉大なワインのひとつをつくり出しているのである。
レオヴィル=ラス・カーズのワインは、第二次世界大戦後ずっと秀逸であり続けてきたが、1975年以後は連続して成功をおさめ、それは1975年、1978年、1982年、1985年、1986年、1990年、1994年、1995年および1996年といった完璧に近いヴィンテージとなって現れた。事実、これらのワインは、メドックの第一級シャトーのそれらのヴィンテージの多くと同様に深みのあるものであった。
サン=ジュリアンにおける主要なライバルであるデュクリュ=ボーカイユーと比較すると、レオヴィル=ラス・カーズのワインは、色合いがわずかに暗く、よりタンニンが多く、よりスケールが大きく、凝縮味がより強く、当然ではあるが、より長期の貯蔵を念頭に置いてつくられている。これらのワインが適切に熟成するのに必要な10年から15年という年月を待つ、忍耐力を持ち合わせた目利(き)きたちのためにつくられた伝統的なワインなのである。ボルドーの1855年の格付けが見直されるようなことがあったら、レオヴィル=ラス・カーズは、デュクリュ=ボーカイユーのように、またおそらくはレオヴィル=バルトンのように、第一級への昇格が熱心に支持されることだろう。
ロバート・パーカー 92ポイント
驚くべきことに、1988年のレオヴィル=ラス・カーズは常に、このヴィンテージで最も成功したワインのひとつであった。
豊かで、スパイシーで、フルーツケーキ、西洋杉、カシスのノーズがあり、ミディアムボディ。
良好な輪郭と焦点のはっきりした個性があり、フィニッシュには控えめなタンニンがある。このワインのアロマの変化が明らかになり始めたところだ。あと2年から5年寝かせるとよく、20年以上はおいしく飲めるだろう。最終試飲月:95年3月
講談社 『BORDEAUX ボルドー 第3版』
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