エメリッヒ・クノル 【05年9月21日】ヴァッハウ渓谷一番の有名な観光地デュルンシュタインにほど近い小さな町ウンター・ロイベンにあるエメリッヒ・クノルさんのワイナリーにいってきた。 ここのワインは自分がオーストリア・ワインに目覚めるきっかけとなったワイナリーである。 花で飾られた美しい建物がクノルさんのワイナリーだった。 『せっかく来てもらったのだけど、申し訳ないけど今日は1時間くらいしか時間が取れないんだ。ごめんね』 申し訳ないのは収穫前のそんな忙しい時に訪問した自分の方である。 早速地下にあるセラーを見せてもらう。 古い歴史のあるワインセラー独特の香りがあたりに漂う。黒光りする大きな木の樽が並ぶ様は壮観である。 奥には『最近導入したんだ』というステンレスのタンクが並んでいた。 『フェダーシュピールの新鮮な果実味のためにはステンレスが良いかと思って。上のクラスのスマラクトには従来どうり木の樽を使うよ。まあ、厳密に決めているわけではなくて、年によって変わるかも知れないけどね』とエメリッヒJrが説明してくれた。 試飲ではグリューナー・フェルトリナーとリースリングの2004年をそれぞれ5本ずつくらいテイスティングした。 ![]() 04年は、異常な高温が続きリッチな味わいとなった03年と性格が異なり、スッキリとしたエレガントな味わいが主体となり、それぞれの畑の個性が魅惑的なヴァリエーションとなっている。 一貫して高いクオリテーながら、G.フェルトリナー・ヴィノテークフュールングやリースリング・シュットなどはトップワインは、磨かれたダイヤモンドのような別次元の輝きを放つ。さすがに旨い。 ワイナリーの隣りにはヴァッハウ渓谷有数のレストランであるロイベナ?ホフがあり、こちらはクノルさんの経営なので、もちろんクノルさんの素晴らしいワインを味わいながら美味しい料理を食べることができる。 夕刻5時頃というのに、すでに多くのお客で賑わっていた。もちろん自分も食べてきた。 ドナウ河で取れるマスの軽い燻製の前菜(G.フェルトリナーが良く合う) 牛のいろいろな部分をスープで煮込んだメインはボリュームたっぷり(こちらにはシャルドネを薦められ飲んだ。これまた良く合う!) どちらも忘れられないオーストリアの味となった。 デザートまでしっかり食べて(そしてワインはグラス(注)5杯も飲んで)気分良くデュンシュタインのホテルまで歩いて帰った。 道々畑のブドウを摘み喰いしながら。 (注)オーストリアではグラスワインは125ccです。ジョッキになると250cc ![]() |
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【05年9月21日】


