マンブール[2002]ドメーヌ・マルセル・ダイス


神の領域 ドメーヌ・マルセル・ダイス

ワイナート誌の特集で俄然興味をかき立てられ、入手するやワインから発せられるメッセージに愕然としました。
幸いにもマンブールやシェネンブールを味わう機会をいただき、その興奮に酔いしれたのを記憶しています。
(以下ワイナート15号より抜粋)
品種のワインとしてのアルザスワインから、テロワールのワインとしてのアルザスワインへという根本的な価値の転換を、生産者たちのみならず消費者に対しても過激に突きつけてきた革命家、ダイス。

グラン・クリュ名を品種名と同等以上の大きさで表示するというグラン・クリュ法改正を実現させ、さらには品種名表記をせずに畑名のみワイン(つまりブルゴーニュと同じように)を認めさせた功績は、アルザス・グラン・クリュの偉大なるポテンシャルを知る者にとっては、どれほど称賛しても足りないほどだ。

歴史あるこのドメーヌの現当主、ジャン・ミシェル・ダイスが立ち向かったのは、そのような誤った方向にあるアルザスワインである。

『ワインが本当においしければ、どんな料理とも合う。特定の料理に合わせることを前提にワインを造るのではなく、まず本当においしいワインを造るべき。』

『単一品種のワインなど百年の歴史もない。かつてアルザスのワインは千年にわたってリースリングなどという品種名ではなく、土地の名前で呼ばれてきた。ブルゴーニュのワインをピノ・ノアールと呼ばず、それぞれの畑の名前で呼ぶのと同じだ。』

彼はアルザスのワインを、アルザスというかけがえのない土地の表現として、本来のあるべき姿へと戻したいだけなのに、そしてその成果は既にに彼のワインの中にあるというのに、それを知りつつも彼を『異端』『破壊者』と呼ぶ者たちは、ピラトの法廷の前で『バラバを赦せ』と叫び、罪なき人を十字架につけるような愚を繰り返すつもりなのだろうか。

テロワールを重視し、テロワールに忠実なワイン造りに取り組むため、1997年からはビオディナミに取り組んでいます。

マンブール[2002]ドメーヌ・マルセル・ダイス

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マンブール[2002]ドメーヌ・マルセル・ダイス

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フランス アルザス/白/辛口
全体にオレンジがかった深みのある色調、その香りはコアントローや木苺を連想させ目隠しならこれは赤ワインと謳ってしまってもおかしくない。
他のグランクリュと比較試飲するも、他を圧倒する個性に脱帽。

シャスラ、ピノ・ノワール、 ピノ・グリ、ピノ・ブランの混醸品。

一般的な醸造後のブレンドと異なり、同じ畑に植えてある異なる品種のブドウを同時に収穫し、そのまま醸造するという昔ながらのやり方。
品種が違っても斜面の畑のブドウは深く根を張るために、同時に実が熟し、同時に収穫できるのだと言う。
(来日したとき、クラレス夫人から直接うかがった話です)

がっしりとした凝縮ボディで、熟した柑橘系の力強い口当たりと、白ワインとは思えないタンニンが印象的です。