トゥーレーヌ・ソーヴィニヨンブラン [2006]ドメーヌ・デ・ボワ・ルカ

  Domaine de Bois Lucas
ドメーヌ・デュ・ボワ・ルカ (新井順子)

ボワ・ルカは新井順子さんのドメーヌです。
彼女はドメーヌの運営と同時に輸入商社 コスモ・ジュンを主宰し、シャソルネィ(フレデリック・コサール)チェリー・ピュズラクリスチャン・ショサールなど卓越した自然派ワインを日本へ輸入しています。

彼らとの親交の深く リアル・ワインガイド誌などでも対談インタビューなど掲載されています。

フランスのワイン業界というのは、伝統と誇りの上に
成り立っています、ある意味とても閉鎖された組織。日本人はおろか、フランス人だって良質のワインを手に入れようとしたら、至難の業。

そしてそれはどんなにお金をつんだって結果は同じ。
バブル期に日本の大手企業が大金を持って海を渡り、結局失敗して帰ってきたというのはよく知られている話し・・。

そんな中で、この新井順子さんは、独自のネットワークを持ち、良質のワイン買い付けに成功した人のひとり。すばらしい舌と情熱を持っているのは事実。でもそれだけでは難しい業界にどうしたら?  
なんて羨ましがる人達も大勢いますが、理由は未だ謎です。

さてさてボワ・ルカの話。

この順子さんが2001年にワイン醸造を始め、今年で4年目。

ロワールの大都市であるトゥール近郊の、Mareuil-sur-Cherという小さな町。その村に居を構えるClos Roche Blanche。そのClos Rocheから2002年1月に8haの畑を購入してドメーヌはスタートしました。

かねてより惹かれていたバイオダイナミクス(ビオディナミ)農法を自らも実践してみたい!!
との意思だけで挑戦!(彼女にとって葡萄栽培も醸造もまったく経験があったわけではないです)

なんとも無謀!!(それまで順調に運営していたレストランを売却しての挑戦ですから、本気も本気!!)

2003年のヴィンテージには大洪水に見舞われ、醸造所にあった熟成途中のワイン樽の大半が水で流されると言う惨事にあってしまったり紆余曲折を経ながら、リリースされたワインはフランスでも高い評価を受け日本の自然派愛好家も熱いまなざしをおくっています。


ドメーヌ・デュ・ボワ・ルカ 他のワインの紹介 キュベ・クニコ

[新井順子さんのサイトより抜粋 2003年の大洪水]
11月29日、それは突然の出来事でした。大雨の為にちょっと地盤が低かった醸造所に台風のような大洪水が押し寄せ、醸造所が全て水に飲まれてしまいました。消防隊が駆けつけ水引作業に掛かる事1日、誰しもがただ見ている事しか出来ませんでした。仕込んだワインの樽が全部、ひっくり返り、
ほとんどのワインが水に流れてしまったのです。赤潮のように赤い色が目に焼きついて離れない・・・そんな悲劇的な光景です。その泥の香りと、ワインの上品な香りが入り混じり、その香りも忘れようにも忘れられないものとなりました。消防隊の仕事が終わり、Pascalと駆けつけてくれたCatherineとDidier(畑の元のオーナーで隣人:Clos Roche Blancheのオーナー)とただ片付ける事しか出来ません。皆話す言葉も出てこないのです。シリコンの蓋が取れているものは全部駄目、水圧でたまたま取れてなかったワインも味見をすると駄目なのがほとんど、そんな中で少しだけ大丈夫なワインが若干残っておりました。それをデキュべ(大きなタンクに移し変える作業)をその日のうちに夜中迄かかって行いました。もうもとの澱は全て流しました。不幸中の幸いで発酵中の元気なワインが圧の関係で無事だったのが確認され、上の部分だけ戻す形になったのです。こんな事を誰も経験したことがないので、再び発酵が始まるのかみんな不安でした。まさにこのときBois Lucasはワイナリーの閉鎖"という最大の危機に直面したのです。ワイナリー経営は出費の連続です。葡萄が育ち、収穫され、醸造されてやっと販売できるのがワインです。その間は一切の収入がなく出て行くばかり、ようやく販売にこぎつけられるという目前でのこの事件は、ワイナリーにとっての危機的状況に他なりませんでした。

しかし、悪いこともあれば良い事もあります。オーナーが一時帰国している間に醸造責任者のPascalは残されたワインを樽に移しオーナーの帰りを待っていました。そして再びオーナーが戻ってきたその時、奇跡は起こりました。何も話さずティスティングを勧めるPascal、ワインを一口飲んだ瞬間『こんな事があるなんて・・・』ワインが再発酵を健全に再開し、その味わいは昔と若干違うものの
レベルは下がっていなかったのです。こんな事はボルドー大学でも学びません。嬉しくて嬉しくて、思わず涙をこぼすオーナー。誰しもが思っていた以上に我々の畑から生まれた葡萄達は強かったのです。自分の子供達を1度でも疑った自分が恥ずかしくなりました。それだけ土地から生まれた天然酵母が強かったのです。これがテロワールなのです。もし弱い子ならセレクション酵母を添加せざるを得なかったと思います。こうしてDomaine閉鎖の危機をからくも脱したのでした・・・。残念なことに20.000本あったワインはわずか6.000本になってしまいました。しかし、それでも6.000本残ったのです。そして、この苦難の2003年のワインも2002年に引き続き各地で高い評価を得ることができました。

長靴ばかりはいて畑仕事をしていたせいで、もう華奢なハイヒールがはけない足になった!?ワインの魔力に取り憑かれ、ついにフランスにブドウ畑を買った日本人女性の挑戦の記録。
『知ってるかい? お金をなくすには二つの方法がある。一つは日本に行って芸者を買うこと。もう一つはフランスに来てワイン畑を買うことなんだ』続出するハプニングにもめげず、官能的なまでにおいしいワイン造りを目指して奮闘したロワールの四年間。素晴らしいビオ・ワイン生産者も多数登場。
ロワールで素晴らしいビオ・ワインを造り、インポーターとしても活躍されている新井順子さんの本が出版されます。ワイン造りに挑戦したドタバタの2002年の記録、それまでのワイン漬けの半生、またハプニング続出の2003年から2005年までをユーモラスに綴っています。ワインにかける情熱、そして溢れる思いが詳細に鮮明に描かれています。

『ブドウ畑で長靴をはいて 私のロワール・ワイン造り奮闘記』
発行:集英社インターナショナル
販売:集英社
定価:1900円(税別)

トゥーレーヌ・ソーヴィニヨンブラン [2006]ドメーヌ・デ・ボワ・ルカ

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トゥーレーヌ・ソーヴィニヨンブラン [2006]ドメーヌ・デ・ボワ・ルカ

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5,250円(税込)
価格:
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フランス ロワール/白/辛口

スマステーション5登場!
昨晩9/9 オン・エア 『ジャパニーズ・ウーマン イン・ザ・ワールド』
 《世界で活躍するニッポン女性編》で大きくとりあげられたのが
新井順子さん。今回2回目の登場です!



1947年に植えた樹齢約60年のソーヴィニヨン・ブランから造られるワイン。
ボワ・ルカの中でも樹齢の風格、味わいともに最高格のワインです。


なんと生産量は僅かに15hl/ha。

ロワールでも最高級と言われるブランシャール氏の新樽と一年樽・
2年樽・3年樽のブレンドです。

醸造途中は当然So2を添加していません。

2004年は特にマロラティックが非常に長引き、結局泣く泣く6月半ばに
So2を若干添加して瓶詰めしました。

2004年はこれまでとは全く違った出来映え。どちらかというと
ピエール・ボージェの様なスタイルです。自然に任せて一切手を
入れず、長いマロの結果ふくよかな熟成感も見られます。

フランスの市場では重厚な味わいに『まるでムルソーの様だ』と
評価が高くなりました。醸造担当のノエラは気に入っています。
しかし、まだまだ満足できない仕上がりなのです。ボワ・ルカの
目指しているスタイルとは若干違うのです。

もちろん美味しいワインです。

純粋に雑味の無い味でプロの方は美味しいと評価してくれます。
天然アルコール度数は14.15度もあり、厚みのある骨組みのしっ
かりした味わいで単純にとても美味しいのです。

しかし、私の目指すところは違います。

主張の強いワインでは無く、ゆっくりと瓶内でも熟成し、
エレガントで主張しなくても、したたかさを備えた厚みあるワインにしたかったのです。

2004年もポテンシャル的にはそうなる予定でしたが、瓶詰めを結局3回に
分けたため、熟成進行が予想通りに行きませんでした。

何度も言いますが、品質としては全く問題ありません。理想のスタイルと
若干方向性が違っていただけです。まだまだ勉強不足です。

フィルター・補糖は一切行っておりません。ソーヴィニヨンという品種は酸味がシャープで
ハーブのような豊かな香りが特徴であるという印象が強いと思います。

非常に厚みのある長期熟成型、厚みがたっぷり、ボリュームあるアフターの長い白ワイン。
(インポーター資料より)